日々破戒して

YARE YARE というバンド、ラップをやっている

千葉から和歌山へ

実家でワイワイやってると、ハードボイルドな文体が合わなくなってきてね、婦人雑誌の合間に挟まれる4コママンガみたいに愉快にやってます。美味しいご飯がでてきて、ピアノが好きなだけ弾けるし、いきなり腹筋に力を入れオペラ気取ったって誰も何も言わない。お風呂だって好きなときに入れる。これは天国だろうか?いや違う。世の中に永遠のものなどありはしない。盛者必衰の理。諸行無常。どういうことか。現在わたしは穀潰しということである。わが家が今存続しているのは父が(今は休みのほうが多いとはいえ)働き母が家事をしてくれるがためである。この奇跡的に恵まれた環境がいつまでも続くと思わず、かといって無駄に深刻な顔もせず陽陽と生きていくことが求められる。

 

私はいま新宿にいる。新宿の「バスタ」というところにいる。映画館の名前のようだが、バスターミナル、の略称らしい。バスの発車まであと1時間の余裕がある。サンドイッチを食べ、カフェ・ラテを飲んでいる。いい身分だ。大学卒業を控えた前途有望な女子大生が飛行機で欧州に行く前にちょっと一休み。そんなイメージだ。実際の私は無職だ。ホンモノの無職。無職とはなんなのか?職業がないということだ。昨日、市役所で転入届を出した。「職業欄を記入して下さい」と言われ、

 

「今、引っ越して、仕事が無いのですが、無職で?」

 

「はい大丈夫です」

 

無職、と記入した。この期に及んで恥じらいを見せてしまった。あたかも今無職であることはちょっとした事故で、すぐさま仕事を得る目処が立っているかのように。まあいいか。アルバイトはするつもりだし。あまり無職無職いってネタにするのも、不快に思われる方もいるやもしれない。やめよう。音楽家と言いたいのは山々だが、殆ど全く稼いでいない。配信サービス等で、月に「2円」(本当に2円なのだ。1円だったかもしれない)ほどの利益が出ているのみだ。あとはライブの投げ銭のおこぼれで、1000円ほど頂いたことがある。笑いの種にするつもりはないし、同情してもらいたいわけでもない。これからお金を生んでいけばいいのだ。悲観的な気持ちはないよ。

 

私が今バスタにいるのは、言うまでもない、旅行に行くためだ。友人が誘ってくれ、和歌山県の山里に、梅獲りや作曲などをするため2週間ほど滞在する。楽しみだ。それについてはまた明日。バイバイー!