日々破戒して

YARE YARE というバンド、ラップをやっている

駅前のカフェ、海へ

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実家近くの駅前ドトールにいる。窓際の席に座っている。外にはよちよち歩く赤ん坊や、バス停の前で待つどこかに旅行に行くのかと思われる高校生、空を見て黄昏る男性が見える。意外に車の通りがある。シャッター商店街で有名なこの駅だが、ここ数年は俄に明るい雰囲気になってきている気がする。このドトールも新しい筈。

 

僕が高校生の時は、駅の反対側にドトールがあった。喫茶店なんてそれまで行ったことが無かったけれど、当時好きだった人が喫茶店に行く習慣を持っていたので、恐る恐る僕も通い始め、ブラックコーヒーを飲める風を装ったりした。当時は小銭を渡すのさえ緊張した。

 

ドトールはやがて友人たちの間で憩いのスポットとなり、自らを「ドトールマン」と名乗るものも現れた。しかしわれわれは一同に介しパーティを開くことなど消してなかった。行くなら1人。コーヒーを飲むのに群れてどうする。ハードボイルドなのだ。

 

 

 

 

よしもとばななの「王国 その2」を持ってきたが、ちっとも頭に入らないので、整理も兼ねてブログを書き始める。

 

 

 

 

昨日、引っ越しに伴うフレッツ光インターネットの解約に、36000円かかるという衝撃が私をおそった。引っ越しした6月、解約の希望申し出ると、いま解約すると工事費無料キャンペーンが適用されないので、8月頃に再度連絡して欲しい、とのことだったので、8月に入り早速連絡したのが昨日。請求方法の選択をしていなかったため、キャンペーンが適用されない、工事費がそのままかかってしまう。とのこと。

 

6月に書類を送った段階で、これで万全。と思っていたが手続きは完了しておらず、転居届を出していなかったため旧住所にその後書類が届きっぱなしになっており、その書類の適用期限が7月一杯までだったので、もうどうしても私が払うしかないのだそうだ。

 

応対者が代わるたび回答は二転三転し、「来月解約すれば大丈夫だ」と言ったと思ったら、「いや違う、やっぱり無理だ」「いや、いける。……いや、申し訳ないが、やはりダメだ。」といった風に一縷の望みを抱き光が刺したと思えば次の瞬間奈落の底に突き落とされる激しいプレイが担当者が代わるたびに発生し、辟易させられた。

 

転居届を出さなかった私の落ち度といえ、それだけの支払いになってしまうのなら、一報くれてもよかったのではないか、という気持ちは拭いきれず、べドベターのように私の心にはりつき暗くさせた。「そんな考えは甘えに過ぎない。お前が会社のせいにする限り、また同じ過ちを繰り返すだろう。」べドベターが笑った。「ポケモンのくせに!!」そう言って振り払おうとすると、最初から存在しなかったかのように彼の姿は消えた。

 

 

 

気分を変えよう、そう思って私は海に向かうことにした。最寄り駅からすぐの海は、お世辞にも綺麗な海とは言えず、見に行くと決めたとて心躍るとは言えない。しかしそんな偏屈はよくないじゃないか。見てみないとわからない。食わず嫌いは損だ。そう思い海沿いの公園に突入した。子どもたちが母親と野球をしている。夏休みだ。私は草原を突き抜け、まっすぐに海へ向かった。

 

海は暗かった。どんよりと垂れ込んだ雲がどこまでも続き、その果では工場がモクモクと煙をはき、空へと繋がっていた。港の方からは大きな観光船が出て大きな赤い橋の横を抜けていった。やはりつまらなかった。わたしは満足しすぐに帰った。べドベターが不敵に笑ったことに、わたしは気付かなかった。