軽トラ処女卒業

今日はバイトで車の運転があって、ついに来たかと腹をくくって出勤、胃が痛くなりつつも無事家まで帰って来れた、よかったーってところで鍵がないことに気づく、ああ、これはどっかで落としたなと諦めスマホで鍵屋を検索しすぐに電話、小一時間かかるとのことでコンビニのイートインでしばし待機。店内ではラジオがかかっていてどうやらそれはDA PUMPの番組らしい。新曲のサクラという曲がかかった。バックのオケがif…を彷彿とさせる感じでぐっとくる。そしてISSAの声。昔よりも更に高く美しくパワーアップしてる感がある。これは家に帰ったらまた聴こう、そう思ってると鍵屋から電話、うちに着いたとのことでチャリを飛ばしてお待たせ致しまして申し訳ありません、つって鍵穴を見てもらい査定してもらうと驚いた、私の予想の3倍近くの値段であった。悲しい。悲しいが悲しみに必要以上に浸っても意味がない。かといって無理やりポジティブシンキングってのも違う気がする。なのでブログを書いた。この程度の不幸はなんでもないだろう。しかし胃が痛い。冷えた外気が廊下に入り、鍵屋さんとわたしをつつむ。「おかしいなー…」鍵屋さんが呟く。解錠に苦労しているようだ。本当に大したことのない不幸だ。無事軽トラ処女を卒業できたことの方が数倍大事だ。しかし足は痺れる。だからなんだ?大したことない。悪かったことの後には良いことがある。そんなことを言ってなんになる?俺は風呂に入りたい。大丈夫。すぐに入れるだろう。わたしはしあわせになるだろう。なんだこれ。白状しなければならないが、仕事のためスーツを買った私を心配した母が送ってくれた2万円はこの鍵開け代金で相殺してしまう。申し訳ない。ごめんなさい。そんなにお金はなくてもわたしはこうふくであるがこういう時お金持ちになりたい、ならなければと思う。