生きてることが奇跡

今日はバイトがあって早く終わってしまいそれでは一昨日のロスを賄えないではないかと思いつつも楽しかったからよしとするこのバイトをはじめいろいろな人に出会い非常に刺激になるし勉強になるまだ一ヶ月で怒られるペーペーだがこの仕事が好きだ

4割引の焼肉を買って簡単な味噌汁を作り美味しく食べたTwitterで募集しているメン募に二人目の応募者が出て非常に嬉しく気を良くし私は寝ることにしたそれまで画面に張り付き誰か来ねーか誰か来ねーかと妖怪のように更新ボタンを押していたのだった

しかし寝付くことが出来ず起床お腹が空いたのでバナナを食べ再び寝るもやはり眠れないすると頭の中に「生きてることが奇跡」という珍妙なワードが浮かびそれは明石家さんまの名言「生きてるだけで丸儲け」を連想させた私は連綿と続く時間の流れとその中でいま私が意識をしていること呼吸をし感覚を持っていることの不思議を思った

そして周りの人たちと関わっていることや好きになったり嫌われてしまったりすることについて思いを馳せそれはRADWIMPSの「ふたりごと」という名曲を思い出させた

 

ふたりごと」がリリースされた当時(たぶん)Youtubeなるものはまだなくわたしはどうやって音楽にアクセスしていたかというとCDショップ又はTVであった暇さえあればケーブルテレビのM-ONTV、SPACE SHOWER TV 、MTV、の3CHを回し文字通りテレビにかじりついていた

RADWIMPSに出会ったのは「25個目の染色体」という曲だった始めた見た時ランキングで25位とかその辺に位置していた気がするもしくはPOWER PUSHで度々放送されていたのかその辺は定かではないがとにかくよくテレビで見た当時は高音で歌うボーカルは今ほど多くなく非常に新鮮に聞こえたしラップともポエトリーともつかぬ部分が間に入るところも先進的だったと思う演奏や歌詞の独特の切なさにも心底持っていかれた

あまり大きな声で言えないが違法ファイルをダウンロードし当時は最先端であった誰も使っていないMP3プレイヤーに入れ聴きながら登校したまだ周りで RADWIMPSを聴いている人は誰もいなかった(弁明になるが小遣いのほぼ全てをCDに貢ぎ棚を一杯にしたので音楽業界に最も貢献した三年間だったと思う)

中学三年間を日本語ラップに費やしたわたしが高校に入りベースを始めバンドを始めたきっかけはRADWIMPSだった何よりも自由に好きに音楽を作っている感じがして僕もやって見たいと思ったのだった